なんで?どうして?実は知らない身体のヒミツ

🧠【からだのふしぎ】

「なんで?どうして?実は知らない身体のヒミツ」


1⃣ おなかが鳴るのはなぜ?ただの“お腹すいた”じゃない!


「会議中なのにお腹が鳴っちゃった…恥ずかしい!」
そんな経験、誰にでもありますよね。でも実はこれ、ただ空腹なだけじゃないんです。

🔍言葉で図解!

① 胃が空っぽになる  
 ↓  
② 消化管が「次の準備」を始める(ぜん動運動)  
 ↓  
③ 空気や胃液が動くことで“ぐ〜”という音が出る  

この現象は「空腹期収縮(MMC:空腹時収縮)」と呼ばれ、
胃や腸が自動的に“お掃除”を始める合図なんです。
音はその副産物。つまり、体は次の食事に備えて準備をしてくれてるってこと!

💡ちなみに…満腹でも鳴ることがあり、それは「腸の動きが活発だから」。
→ 音=「お腹がすいた」ではなく「お腹が働いてるサイン」なんですね。


2⃣ くすぐったいのはなぜ?笑っちゃうのに嬉しくない!?


くすぐられると「やめて〜!」と笑いながらも不快感を覚える人、多いはず。
でも、どうして笑っちゃうんでしょう?

🔍言葉で図解!

① 皮膚に“弱い刺激”を感じる  
 ↓  
② 脳の扁桃体(不安や恐怖に反応)+下垂体(笑いに関与)が活性化  
 ↓  
③ 身体は“攻撃されてる?”と判断 → 笑ってごまかす

つまり、「くすぐったさ」は身体の“防御反応”のひとつ!
敵か味方か判別できない状況で、身体がとりあえず笑って和ませようとしてる
…という説が有力です。

👤しかも、自分で自分をくすぐっても笑えないのは、脳が“予測できる刺激”には反応しにくいため。
脳って本当にすごいですね。


3⃣ 舌の味の地図はウソだった?全部で味わえるってホント?


小学校の授業で「舌のこの部分は甘み、こっちは苦味」なんて“味覚地図”を習った記憶、ありませんか?

実はアレ、ほとんどが誤解に基づいた説なんです。

🔍言葉で図解!

かつて:  
舌の先→甘み/横→塩味・酸味/奥→苦味  
 ↓  
今では:  
「舌全体に味蕾(みらい)があり、どこでもすべての味を感じる」と判明

もちろん「苦味に敏感な部分」など多少の差はあるものの、特定の部位だけが特定の味を感じるわけではありません

🔬最近では、味覚センサーの分布がより細かく研究され、甘味や旨味の受容体も全体に存在することが明らかになっています。

つまり…「苦い薬は舌の奥で飲み込めば味がしない」は、あまり意味ないかも!?


4⃣ 皮膚は“感じる臓器”だった?痛み・温度・触感…情報の宝庫!


皮膚ってただの“カバー”じゃないの?と思っていたら大間違い。
実は皮膚は外界と身体をつなぐ最大の感覚器官なんです!

🔍言葉で図解!

皮膚には3種類のセンサーがある:  
・圧力(触覚) → 触れた感覚  
・温度(熱・冷)→ 外気の変化  
・痛み(侵害刺激)→ 危険察知  

これらを感知して、神経 → 脊髄 → 脳へ信号を送る

私たちが「熱っ!」「チクッ」と感じたとき、皮膚が即時に情報を検知して脳に伝達してるんですね。
そのスピード、なんと秒速30〜100mとも言われています。

👀しかも、皮膚の下には“幸福ホルモン”オキシトシンを分泌するセンサーもあることが分かってきました。
優しく触れることがストレス軽減につながるのも、そのおかげなんです。


📚まとめ:からだの中には、まだまだ“知らない博士”がいる!


お腹の音、くすぐったさ、味覚、皮膚感覚――
どれも「当たり前」だと思っていたことが、実は驚きの仕組みで動いていたんですね。

知れば知るほど、身体ってものすごく繊細で賢くて、奥が深い
そして、何より面白い!

次回では、「目・耳・鼻のふしぎ」に迫ってみようと思います。
「なんで涙がしょっぱいの?」「耳に水が入ったときの違和感って何?」などなど、
引き続き、身近なのに知られていない“ふしぎ”をお届けします!

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